やさしい器、揃っています
鈴木雄一郎さんの真骨頂は
手に障害のある方や小さなお子様でも使いやすい
「やさしい器」にあります。
6年前に奥様の智子さんが突然、半身麻痺になり
6年前に奥様の智子さんが突然、半身麻痺になり
長い間リハビリ生活を送られていた経験から生まれたシリーズです。
私はやさしい器シリーズを必要としている人に
もっともっと知って欲しいと思っています。
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空櫁でこのやさしい器を発表してくれた時
奥様の智子さんが書いてくれた文章をここに記します。
奥様の智子さんが書いてくれた文章をここに記します。
自分自身が半身麻痺という経験をし
入院中に使っていたプラスチックのカップでは味気ないだろうと
陶芸家である夫が自作のマグカップを持ってきてくれ
その時久しぶりにお茶の味を思い出したことがありました。
この時、器の持つ力に驚き、この経験を何かに生かしていければと感じました。
手や指に不自由さを感じる方は、片手で食事をされることが多くなります。
器の安定感やわずかな返しが食事の際に役立ち
こぼすことがなくなればゆっくり食事を楽しむことが出来ます。
そしてそれは、まだ成長途中の子供にも役立つのではないかと思いました。
子供も一人でご飯を食べることができれば自信に繋がり
自分のお椀という実感も生まれ食への関心も育まれるのではないかと思います。
からだに合う食器で家族みんなで食卓を囲む、それが何よりの幸せ。
やさしい器でその幸せを感じる方がおられたら
私の経験もまた1つの意味を頂ける様な気がしています。
鈴木智子
鈴木智子
私はやさしい器シリーズを必要としている人に
もっともっと知って欲しいと思っています。
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by askagoi
| 2017-04-03 11:24
| ものづくり
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