空櫁 soramitsu 日々 blog

カテゴリ:ものづくり( 113 )

山一のまな板

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山一のまな板は樹齢200年以上の厳選された木曽ヒノキを使用しています。
木目が細かく平行に並んでいる柾目材は包丁の刃当たりがよく
リズミカルに切ることができます。
厚さ30mmで水の吸収と乾燥の繰り返しでも
反ったり割れたりする心配もございません。





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汚れたり凹んだりしてきたら削り直しも受付けております。
毎日使っていただくのであれば3〜5年ほどで削り直しに出してみましょう。
新品同様の見た目とリズミカルな包丁の切れ味が戻って来ます。



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before
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after



「syuro & oke 展」は7/17まで開催しております。











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by askagoi | 2017-07-13 17:31 | ものづくり | Comments(0)

ひとつひとつ


激しい夕立があり、一気に涼しくなった奈良。
みなさんは雨に濡れたりしなかったですか?



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髙田耕造商店さんのたわしは一つ一つ手で巻かれています。
社長さんも毎日、職人としてたわしを巻いておられます。
だからやっぱりよいわたしに仕上がってゆくんです。

明日は月曜日ですが展示開催中のため営業しております。
普段なかなかお目にかかれない方と出会えると嬉しいなと思います。










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by askagoi | 2017-07-09 18:50 | ものづくり | Comments(0)

桶職人 青木康雄さん 3

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青木さんの桶は全てカンナで仕上げています。
カンナで削った表面は最高にすべすべです。
竹たがに使う竹も冬、山に入り、ころあいのハチクをとってきます。
それを細かく割き、削り、編み
竹たがや、中に仕込む竹釘に細工していきます。
一つ一つの桶に合わせて作られ、締められたたがは
外れにくく、一度外れても簡単に修理できます。


今となっては完全に手作りで桶を作れる職人さんは
全国でも少なくなってしまいました。
改めて手仕事が注目されている現代。
青木さんのところにはたくさんの注文が舞い込みます。


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「30年前に思ったことがやっと現実になってきたなぁ。
流通のあり方もかわってきたし、これからの時代がとても楽しみなんだよ。」
と笑顔で話してくれた青木さん。


真摯にこの手仕事を続けてこられた青木さんに
心からありがとうと伝えたいです。








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by askagoi | 2017-07-01 11:56 | ものづくり | Comments(0)

桶職人 青木康雄さん 1

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現在開催中の「Syuro & Oke」展には
竹のたがで出来たお櫃や飯台が出品されています。
これらは青木康雄さんという職人さんが
昔ながらのやり方で全ての行程を一人で行い、作られています。
青木さんについては2年前にも書きましたが
多くの人に知って頂きたいのでもう一度記します。

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青木さんの工房の外にはヒノキやサワラたちがズラリ。
木の表面が灰色になるぐらいまで
ゆっくりとでもしっかりと自然乾燥させているのです。



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広い工房の中にはカンナが100種類以上。
その大小さまざまなカンナに圧倒されます。
青木さんにとってはどれも必要なものです。


桶の作り方などをお聞きしていく中で、
「若いときは東京でプロダクトデザイナーをやっていたんだよ」
と、話して下さり私は
「!!!」
となりました。私も前職はデザイナーの端くれ。
もっとお話を聞いてみたいと思わず前のめりになりました。








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by askagoi | 2017-06-30 14:30 | ものづくり | Comments(0)

棕櫚山2

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高田耕造商店さんは外国産の棕櫚を使ってタワシや箒を作っていますが
国産の棕櫚を復活させた立役者でもあります。
10年ほど前、もう一度正真正銘の国産タワシが作りたくって和歌山を奔走しました。
もう棕櫚なんて誰も育ててないし、生えていても手入れをしないと使い物にならないし
手入れの仕方を知って入る人がいない。
おじいちゃんおばあちゃんから話を聞き
やっと探し出したのが棕櫚を育て、棕櫚縄を少量生産している職人さんでした。



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by askagoi | 2017-06-18 17:49 | ものづくり | Comments(0)

棕櫚山

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棕櫚の木。
柔らかくて強い棕櫚のタワシはこの木の皮からできます。
かつての和歌山は棕櫚の一大産地でした。
戦後、外国産の棕櫚やパーム(ヤシの木)のタワシにおされ
日本で棕櫚を育てることが産業として成り立たなくなってしまい
棕櫚山は荒れ果てた山になってゆきました。
しかし髙田耕造商店さんはもう一度
和歌山で純国産の棕櫚タワシを作れないかと考えるようになりました。








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by askagoi | 2017-06-11 15:31 | ものづくり | Comments(0)

やさしい器、揃っています

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鈴木雄一郎さんの真骨頂は
手に障害のある方や小さなお子様でも使いやすい
「やさしい器」にあります。
6年前に奥様の智子さんが突然、半身麻痺になり
長い間リハビリ生活を送られていた経験から生まれたシリーズです。
空櫁でこのやさしい器を発表してくれた時
奥様の智子さんが書いてくれた文章をここに記します。



自分自身が半身麻痺という経験をし
入院中に使っていたプラスチックのカップでは味気ないだろうと
陶芸家である夫が自作のマグカップを持ってきてくれ
その時久しぶりにお茶の味を思い出したことがありました。
この時、器の持つ力に驚き、この経験を何かに生かしていければと感じました。

手や指に不自由さを感じる方は、片手で食事をされることが多くなります。
器の安定感やわずかな返しが食事の際に役立ち
こぼすことがなくなればゆっくり食事を楽しむことが出来ます。
そしてそれは、まだ成長途中の子供にも役立つのではないかと思いました。
子供も一人でご飯を食べることができれば自信に繋がり
自分のお椀という実感も生まれ食への関心も育まれるのではないかと思います。

からだに合う食器で家族みんなで食卓を囲む、それが何よりの幸せ。
やさしい器でその幸せを感じる方がおられたら
私の経験もまた1つの意味を頂ける様な気がしています。


鈴木智子




私はやさしい器シリーズを必要としている人に
もっともっと知って欲しいと思っています。







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by askagoi | 2017-04-03 11:24 | ものづくり | Comments(0)

安比塗(あっぴぬり)とは?

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安比塗りのフォルムは荒沢漆器や様々な古い漆器など
測って平均化し、いい部分を合わせ、現代様式も取り入れた形です。
なかには当時とほとんど変えていないものもあります。
奇をてらうデザインは初めこそ目を引くものの
長年使い続けるには難しい場合があります。
安比塗の多くはスタンダードなフォルムで塗りもシンプル。
毎日使っても飽きのこない「永遠の定番」をめざしたデザインです。




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* 漆を塗る刷毛は人毛でできています



安比塗のお椀はとにかく真面目。
1つのお椀ができるまで52の工程があり
当然ですが全ての工程に手を抜いていません。
もし木地の高台にろくろ目の跡があれば
塗りの前に漆に砥の粉をまぜた錆び下地で
真っ平らになるまで直してから塗るし
少しでも埃がついたかもと思えば
漆を搔き落とし新たに塗り直します。
塗っては研ぎ、塗っては研ぎの作業を繰り返すことで
堅牢なお椀へ成長してゆきます。

地道な作業をこつこつ行って
出来上がったお椀は滑らかな曲線と
ひかえめな真珠のような輝きを放ちます。
この謙虚な真珠は毎日使っていくごとに
少女が大人の女性に変化してゆくように
どんどんと美しい輝きをましてゆきます。




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by askagoi | 2017-02-07 16:35 | ものづくり | Comments(0)

安比塗(あっぴぬり)のはじまり

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岩手に漆のイメージはないかもしれません。
日本で使われている漆の93%が外国産で
国産はわずか7%という希少もの。
その国産漆の7割が実は岩手県産なのです。

岩手県安代町で作られている安比塗は
昔、荒沢漆器という名で呼ばれていました。
藩政時代から実用器として人々の生活を支えていた荒沢漆器。
しかし戦後、安価な器が出回ると荒沢漆器は衰退の一途をたどり
ついには途絶えてしまったのです。

安比塗ができた頃は「一村一品運動」が各地でおこっていた頃。
当時の安代町は、「荒沢漆器」の復興に目をつけました。
もう二度と途絶えさせてはいけない、人も技術も新たに育てようということで
漆の技術が学べる安代漆器センター
(現 安代漆工技術研究センター)を立ち上げることになりました。
センターの立ち上げには当時の町役場の人たちや
昔「荒沢漆器」に携わっていたおじいちゃんたち
岩手県の工業技術センター人たちなど様々な人が関わり
試行錯誤を繰り返しながら”伝統の再構築”を目指し生まれたのが安比塗です。





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by askagoi | 2017-02-04 14:25 | ものづくり | Comments(0)

我谷盆を作る森口信一さん

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なぜこの方の仕事はこんなにも神々しいのか。

森口信一さんの作る我谷盆は素朴な栗のお盆ですが
モノから滲み出る力が凄まじい。
そこにあるだけであたりを一変させてしまうぐらいのパワーを感じる。


















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by askagoi | 2016-12-09 18:55 | ものづくり | Comments(0)