ガラス 岩崎恭子さんのこと

余白。
いろいろなものを受け入れる余白。
ひとつのことに固執するのではなく、のりしろを持つこと。
価値観を押し付けるのでなく、まかせること。
ぽっかりとあいた空白はあなたのもの。
すべてを説明しないことで、
想像する余地を残しておきたい。
見てもらい使ってもらうことで初めて完成するかたち。
想いは熱く、だけど見せずに軽やかに。
そんなものを作っていきたいと思っています。
これは岩崎さんの制作に対するお考えです。
それから、彼女は日本人の感覚ということも意識して制作されています。
例えば
間、ゆらぎ、あいまいさ、アシンメトリー。
日本には、他の国にない美意識がたくさんあります。
それは現代の日本では忘れかけたセンスになっているのかもしれません。
彼女の作品を通して改めて、日本を発見していくというのも
楽しいことではないでしょうか。
by askagoi
| 2012-04-25 18:37
| ものづくり
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