いにま陶房、鈴木ご夫妻のこと

いにま陶房
「いにま」とは南アメリカの言葉で「ものを作る人」という意味。
奈良県川上村で作陶されている鈴木雄一郎、智子夫妻。
最初から最後まで自分がかかわれるもの作りをということで
陶芸の道に進まれました。
川上村は奈良県の中でも自然が豊かでとても綺麗な場所。

工房から見える景色はとっても緑。
この景色と向かい合って制作しているなんて贅沢ですね。
昨年、奥様の智子さんが大病をされ長期で入院されていました。
旦那さんの雄一郎さんと二人の娘さんは、とてもとても心配しました。
しかし、そのことがあって気付かされたことがあり、家族のあり方も変わったのだと言います。
これまで以上に家族を愛おしく思うようになり
これまで以上にもの作りをやっていきたいという気持ちが強くなりました。
まだ左に少し麻痺は残っており、入院前と同じやり方では制作できなくなりましたが
その分、雄一郎さんがカバーをし、上の娘さんがまだ小さい妹さんのお世話をし
とても素敵な家族の形が出来ておりました。
陶芸と子育てとリハビリの日々を送られていますが
私にはこのご家族の生活がキラキラ輝いているように見えました。
それはお二人の作品にも反映されていると思います。


人生とはいきいきと生きることが大切で
また自分もそうありたいと改めて感じさせられました。
いにま陶房のお二人は、12月の贈り物展に参加して頂きます。
陶芸作品の他に、「今まで一番印象的だった贈り物」も
そのエピソードとともに展示致します。
by askagoi
| 2012-11-21 15:25
| ものづくり
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