人気ブログランキング |

空櫁 soramitsu 日々 blog

黄色い空 -鈴木稔さんのお話1-

今回、展示に参加頂く益子の陶芸家 鈴木稔さんが
地震があったときのことを話して下さいました。
私はこのお話を聞いた時
胸が少しきゅっとなりました。
少しずつ書いていきます。


--------------------------------------------------------------------------


地震があった時、外出先から車で自宅へ帰る途中でした。
異常な揺れを感じパンクしたのかと思い車を停車したら
まだ揺れていたので地震だと気づきました。
揺れている最中は、どれだけ大きな揺れかわからなかったのですが
杉の林から黄色い煙幕のような花粉が舞い上がって
空が黄色く見えたのを憶えています。


揺れが止まって、1分後に家につきました。
道に木の枝や葉が落ちていて
家の網戸が全て外れていました。
屋根のてっぺんの瓦が落ちていて
家族が、窯のほうで大きな音がしたと言ったので
行ってみると、完全に登り釜は潰れていました。
仕事場は足の踏み場も無いくらい物が散乱していました。
 



しばらくは事の重大さを理解できないでいました。
自分に降りかかった災難という実感がわかなかった。



 
徐々に状況を把握するなかで、
さて何から手を付けていいのか、頭が混乱して
何も考えられず、気力もおきませんでした。






黄色い空  -鈴木稔さんのお話1-_d0210537_22161231.jpg

※ 鈴木稔さんと崩れてしまった登り釜







鈴木 稔
---------------------------------------------------
1994 益子町芦沼に工房を構える
2006 益子国際陶芸展 審査委員特別賞
2008 スウェーデンで陶芸交流のワークショップに参加
2011 北欧でスウェーデン・デンマーク・
    日本の3カ国の作家で三人展を行なう

益子の土と、古くから使い続けられてきている
益子の釉薬にこだわりながら、石膏型によりうつわを制作。
新しくモダンな益子焼を生み出している。

by askagoi | 2013-02-19 22:00 | ものづくり | Comments(0)