我谷盆賛
店内に展示している書は
人間国宝だった黒田辰秋さんが
我谷村(わがたにむら)が
ダムに沈むのを惜しんで書いた文章。
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我谷盆賛(わがたぼんさん)
村が水底に姿をかくすのと
引更えのように伝統の生命を継いで
新しい栗の木作りの盆の数々が生まれてくる
北陸路の人や文化のそれの如く
口かず少なくコツコツと
きびしい毎日に立向かってゆく
人々の日々のくらしに仕えようとして
それが我谷盆の面目である
三八年 十月
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そして、昭和40年に我谷村は水の底へと沈みました。
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by askagoi
| 2016-12-25 08:00
| 日々
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