福岡 彩子 陶展 / 先は見えるか 先は見えているか

『原点/the starting point 』展の
第五走者は彫刻家を父にもつ福岡彩子さんです。
第五走者は彫刻家を父にもつ福岡彩子さんです。
"ものをつくるということ。
私の父はもう50年以上も彫刻家として生きている。
子供のまま大人(…というか老人)になったようなひと。
ひととしていかがなものか?と思うヘンテコなひと。
何もすることがない…と言い放ってみたり
つくらない彫刻家…と宣言してみたり。
それでも80歳を超えたいまでも
毎朝、身だしなみを整え
隅から隅まで時間をかけて新聞を読む。
その姿をみると
ただひたすら「反」という文字を頭に彫刻をつくってきた以前のように
世の中を俯瞰しながら、やはりずっと頭にその文字を刻み続け
自問しているのではないか、と思う。
先は見えるか。
先は見えているか。
たまらなくものをつくることが好きだとか
がむしゃらに手を動かしたいとか
そういう姿勢を私は持ち合わせていない。
坦々と繰り返すことから見えてくる
その先のゆくえ。
ものをつくるということ。
父からそれを学んだと思う。私の原点。”
現代アートや建築にも精通する福岡さん。
福岡道夫さんという彫刻家を父に持ち
彼女の育ってきた環境は特異かもしれない。
そんな彼女にしか作れないものがある。
彼女の作品は今でも定番の卵の殻のような白い器から始まった。
展示前半(4/20〜24)は原点である白い器の世界が広がり
後半(4/27〜30)は色の世界が加わります。
福岡彩子さん在店日・・・ 4/20 thu
福岡 彩子 saiko fukuoka
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66 大阪府堺市に生まれる
89 同志社女子大学家政学部家政学科卒業
アートギャラリーや建築事務所など様々な職業につく
01 英国バーススパ大学美術学部陶芸学科中退
03 滋賀県立陶芸の森スタジオアーティスト
04-06 第22-24回朝日現代クラフト展入選
08 堺クラフトフェア「灯しびとの集い」 発起
09、11、12 フィールド・オブ・クラフト倉敷
by askagoi
| 2017-04-11 07:00
| 展示・イベント案内
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