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空櫁 soramitsu 日々 blog

大阪 堺へ

先日、お店の休みを利用して
大阪 堺に出かけてきました。
オープン当初から大変お世話になっている陶芸家
八田亨さん福岡彩子さん二川修さんに会いに行ってきました。
三者三様のうつわを作る三人で、とても楽しい方たちでもあります。
私にとっては頼りになる兄、姉のような存在の三人です。

大阪 堺へ_d0210537_17181223.jpg



工房はいろいろな実験が試みられるところ。
お邪魔したときも新しい形を模索しているところでした。
このようなところが見れるのも楽しみの一つ。







大阪 堺へ_d0210537_1715761.jpg



想像が掻き立てらそうなものがたくさんあるお部屋。
おもしろそうな書籍、古いうつわ、北欧の陶器。
いろんなものが点在しています。




三人の工房を順に周り、おしゃべりしながら
楽しく過ごし、それぞれのうつわを分けてもらいました。

下の写真は、私が持ち帰った福岡彩子さんのうつわたち。
とても爽やかで涼しげ。夏に活躍しそうな質感です。
二川修さん、八田亨さんの新作も空櫁に持ち帰りましたので
是非、見にいらして下さいね。


大阪 堺へ_d0210537_12555385.jpg

# by askagoi | 2013-06-21 17:14 | ものづくり | Comments(0)

手植え

昨日は奈良で宿をやっている方の
田植えのお手伝いしにいってきました。

みんなで一つ一つ苗を手で植えてく作業は
とてもリズミカル。
作業用の靴下の上から感じる泥や
田んぼの畦の感触は
私の記憶のなにかを呼び起こしてくれます。



おいしいお米になーれ。
秋の収穫が楽しみです。

手植え_d0210537_165044.jpg

# by askagoi | 2013-06-19 16:08 | 日々 | Comments(0)

棕櫚の歴史

和歌山県北西部の野上谷はかつて棕櫚の一大産地でした。
14世紀頃、棕櫚の栽培が始まったといわれ
19世紀初めには加工品が全国で売られていました。
野上谷には棕櫚を栽培する棕櫚山があちこちで栽培され
何世代にも渡り、職人たちが手をかけ棕櫚を育て
上質の棕櫚皮を採取していました。


日用品だけではなく弾薬箱の手縄など軍用にも使われる様になり
急激な需要の拡大から国産の原料が不足
中国産の棕櫚や東南アジア産のパーム(一般的なたわし)に代用されてゆきます。
戦後はナイロンなどの化学繊維が登場し
棕櫚のたわしや箒はその姿を消してゆきました。


そして青々と美しかった棕櫚山は放置され
荒れるにまかせたままになりました。




棕櫚の歴史_d0210537_16315550.jpg

*のどかな風景が残る野上谷。棕櫚の木もあちらこちらにあります。
# by askagoi | 2013-06-16 10:08 | ものづくり | Comments(0)

空櫁の日傘 入荷のお知らせ

文明開化の明治時代、色白を美人としていた時代
パラソル(日傘)は、女性の憧れの品でした。
元来日傘には自然素材の綿、麻、絹を使用し
これらの素材は太陽からの熱線を
繊維の内側に蓄えてしまい
裏まで熱を通さないという特徴からです。
厚地や、二重張りの日傘も熱を通さず
涼しい日傘といえます。

空櫁の日傘は厚めの麻を使用し
熟練の傘張り職人が丁寧に仕上げたものです。
傘をとめるボタンは陶芸家 HIRUMA IKUMIのボタン。
ループは金工作家 中村友美の真鍮のループ。
たくさんの人の手をお借りして出来た日傘です。
夏の日を楽しく彩ってくれます。


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# by askagoi | 2013-06-15 14:22 | 日々 | Comments(0)

棕櫚の木

「棕櫚(しゅろ)」と聞いて「?」と思う人も多いと思います。
棕櫚とはヤシ科シュロ属の常緑高木の総称です。
西日本を中心に東北地方まで生息しています。
この棕櫚の幹に巻き付くメッシュ状の皮で
たわしやほうき、簑、縄や漁網にも使われてきました。
水に強く、ぬれても腐らない。
繊維が柔らかく手触りが優しいのに
コシが強く耐久性にすぐれているのが特徴です。



棕櫚の木_d0210537_22495413.jpg

# by askagoi | 2013-06-13 18:12 | ものづくり | Comments(0)